作品そのものに罪はない。悪いのはそれを利用する者（製作陣含む）である！『サウンド・オブ・フリーダム』感想
映画『サウンド・オブ・フリーダム』ネタバレなし感想 私はホラー映画とかオカルトとか、昔からロクでもないものが大好きな性分なので当然、表現・思想の自由は最大限守られなければならない、と考えており、表現規制推進派は反吐が出る…
三部作の最後はフルチ流残酷おとぎ話だった！『墓地裏の家』ネタバレあらすじと感想
『墓地裏の家』ネタバレあらすじ プロローグ マサチューセッツ州ボストンのニューウィトビー郊外にある一軒家…今は廃屋となっているその場所に一組のカップルが忍びこんでいました。女はいつの間にか姿を消した男を捜しますが、見つか…
パワーアップした人体破壊描写と非暴力主義の矛盾！『28年後…』ネタバレあらすじと感想
『28年後…』ネタバレあらすじ プロローグ 生き延びたジミー レイジウイルスが英国全土に拡大していくなか、少年ジミーは生存者たちが身を寄せ合う家で、他の子供と一緒にＴＶ番組「テレタビーズ」を見ていました。しかし、ＴＶの楽…
【映画以外の雑記】2025年4月 つくばガマランド探訪記
ワークショップ「つくろう 奇妙なガマップ」に参加しました 多くの茨城県民にとって馴染み深い筑波山。私も子供の時分には、遠足や家族・友人との登山でよく訪れたものですが、大人になってからは随分ご無沙汰しておりました。その筑波…
残酷に理屈はいらぬ！ただ感じよ！『ビヨンド』ネタバレあらすじや感想・解説
『ビヨンド』ネタバレあらすじ プロローグ 1927年、ルイジアナ州のセブン・ドアーズ・ホテルにシュワイクという画家が逗留していました。シュワイクが自室で絵を描いていると、そこへ武器を持った大勢の男たちが乱入して来ます。シ…
まるで行きつけの居酒屋のような心地よさ！『地獄の門』ネタバレあらすじと感想
『地獄の門』ネタバレあらすじ 霊との交信 呪われた地ダンウィッチ。いま、霧深き墓地を一人の神父が思いつめた顔で歩いています。そこにある墓碑銘には「不滅を求める魂は死のくびきを逃れる。さまよう魂よ、来たまえ、地獄の門ダンウ…
武術家でもスター俳優でもない、一人の人間リー・リンチェイを見た！『海洋天堂』ネタバレあらすじと感想・考察
「海洋天堂」ネタバレあらすじ プロローグ 静かな海に漂う一艘のボート。乗員は父と息子のみ。父であるワン・シンチョンは穏やかな表情のまま、自分と息子ターフーの足に重りをつけたロープを巻き付けます。そして意を決すると二人は海…
井之頭五郎よりも濃ゆい、本郷播の食へのこだわり！『かっこいいスキヤキ』感想
原作について 今ではすっかり「孤独のグルメ」の原作者として有名な「久住昌之」氏。彼は1981年、神保町の私塾美学校の同期「泉晴紀」氏とコンビを組み、久住氏が原作を、泉氏が作画を担当する漫画家「泉昌之」として商業デビューし…
夫婦の相互理解など幻想に過ぎぬ！カップルはクソみたいなデートムービーよりこれを観ろ！『落下の解剖学』ネタバレあらすじや感想
『落下の解剖学』ネタバレあらすじ サミュエルの落下 ベストセラー作家サンドラは深い山中に佇む自宅で、学生のインタビューを受けていました。作品についての論文を書きたい学生はサンドラに様々な質問をしますが、彼女は微妙に答えを…
戦争映画の最高傑作！『スターリングラード（1993）』ネタバレあらすじと解説・感想
登場人物まとめ ハンス・フォン・ウィッツランド少尉 本作の主人公。作中で中心となる小隊を率いる小隊長である。演じるはお馴染み、ドイツ軍服が世界一似合う俳優トーマス・クレッチマン。決して仲間は見捨てない、敵の捕虜でも人道的…